不妊治療を体験して思ったこと(費用を追記)

我が家は、なかなか子宝に恵まれず、不妊治療を選択しました。夫婦共に高齢(夫45歳、妻38歳)だったことも自然に妊娠しずらい状況だったように思います。

タイミング法、排卵誘発法、人工授精、体外受精すべてを経験することになったので、最終的には220万円ほどの費用が4年間でかかりました。

タイミング法で最初の妊娠をしましたが、2ヶ月で流産となりました。
排卵誘発法は1年近くやりましたが妊娠できませんでした。

人工授精は3回やりましたが受精できませんでした。
最初の体外受精で2度目の妊娠をしましたが、1ヶ月で流産となりました。この時の受精卵は1個しかできなかったので、また、一から受精卵を作り直すことになりました。
2回目の体外受精で3度目の妊娠をして、ようやく赤ちゃんと出会うことができました。

費用はざっとこんな感じです。
1年目 10万円くらい タイミング法、排卵誘発法、妊娠、流産
2年目 20万円くらい 排卵誘発法、人工授精
3年目 110万円くらい 人工授精、体外受精、妊娠、流産
4年目 80万円くらい 人工授精、体外受精、妊娠
合計 220万円

医療費控除で確定申告して4年間の総額で所得税の還付金を25万円くらいは取り戻ししています。

また、柏市の不妊治療助成金は3年目は所得の関係(たった1000円オーバー)で申請不可でしたが、4年目は3年目の医療費控除分を確定申告をした結果、所得の基準値を下回り申請できたので30万円の助成をうけました。もし、あと1000円だけ所得が少なかったら、さらに30万もらえたはずなので残念です。

また、医療費控除の確定申告をすることで、所得税還付だけでなく翌年の住民税が安くなるため、安くなった数年分の住民税分を合計すると10万円くらいです。不妊治療での確定申告での節税効果はかなり高いです。

このほか、民間の掛け捨て医療保険から10万くらい戻ったような記憶があります。

なお、この4月から預ける予定の1年間の保育料は、80万分の医療費控除を申告した翌年の住民税がベースで計算されるため安くなります。来年の4月以降の保育料は、今年は育休で収入が減っているので住民税が安いため、これまた安くなる予定です。たぶん月1万くらいは安くなると思うので、2年分で24万円がオトクになります。

よって、ざっくりいうと
220万 ー 25万 - 30万 -10万 -10万 -24万 = 121万円
これが不妊治療で実質的に必要になった費用となります。

当然、これにプラスして出産費用が発生します。我が家は、産道が広がらなかったため帝王切開となり掛け捨ての民間保険が出たこともあり、国からの補助と合わせて、出産費用はプラマイゼロくらいでした。個室を希望しなければ、黒字だったかもしれません。

不妊治療をとおして分かったこと
・補助金があるので思ったよりも費用負担は大きくない。
・確定申告で医療費控除に出すことで翌年の住民税も安くなり保育料金も下がる
・不妊治療に訪れいてる人は思った以上にたくさんいて恥ずかしいという気持ちがなくなった。
・出産時期を決められるので、待機児童にならないように4月から11月までに出産できるように調整できる。

特に、出産時期を決められる利点は大きいと感じます。

保育園に確実に入るには、0歳の4月入園をすることです。これでかなりの高確率で第一希望に入園できます。余裕をもって4月の入園を迎えるためにも11月までに出産をしておきたいところです。

さらに、育児休暇をフルで使って子供と触れ合う時間を最大限活用するためには、4月か5月に出産しておくのが理想ですね。



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